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銘仙図鑑(34) 青地に紅百合の銘仙 [銘仙図鑑]

今まで「銘仙図鑑」に掲載してきた銘仙の多くは、デザイン的・技術的に優れた「逸品」が中心でした。
ただ、銘仙という絹織物が、昭和戦前期の大衆消費衣料として大流行したことを考えると、「逸品」ばかりの紹介では、銘仙の全体像を見誤ることになりかねません。
そこで、デザイン的・技術的に必ずしも優れていない「並品」も紹介していこうと思います。
(33)(34)(35)(36)はそんな作例です。
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銘仙図鑑(34) 青地に紅百合の銘仙
銘仙34-0.jpg
銘仙34-1.JPG
【番号】 034
【名称】 青地に紅百合の銘仙
【色柄】 青地に薄鼠色で草の葉を、その上に紅百合を織り出す。
     百合の花は濃・淡の紅色と青、花芯は薄鼠色、葉や茎は薄青緑で表現する。
     織の密度は並、織ずれや経糸の攣れは比較的少ない。
     玉虫光沢はない。
     解し織の銘仙としてはごく標準的な作例と思われる。
【技法】 経糸捺染、解し織。
【産地推定】 秩父埼玉県)??
【年代推定】 昭和8年(1933)前後??
【所蔵者】  三橋順子
銘仙34-2.jpg
↑ 花の表現は、やや簡略化されている。
銘仙34-3.jpg
↑ 花芯の表現。経糸に攣れがある。
銘仙34-5.jpg
↑ 葉の部分の表現。織りずれ比較的少ない

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